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「サイコろまんちか」で出てきた「感覚遮断の実験」が気になる

マンガボックス「サイコろまんちか」で出てきた感覚遮断実験が気になったので調べてみた。koeeee(((゚Д゚)))

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サイコろまんちか

『サイコろまんちか』はマンガボックスで無料連載されている小出もと貴先生の漫画。元々は月刊少年ライバルで連載されてたが、同誌の休刊に伴いマンガボックスに移籍してきたいわゆる移籍組。移籍組はこれ以外にも「アポカリプスの砦」や「なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?」など、さすがに商業誌でやってた漫画なのでレベル高い作品が多いです。

んで、どんな漫画かというと、ちょっと変人っぽい女子高生主人公の伊東が「心理学研究部」を立ち上げるためにあの手この手で部員を集める、そんな話です。その変人っぷりのせいで学校でも孤立気味の伊東だが、何とか幼馴染みの阿部に好かれようと頑張ってる姿が微笑ましい。

心理学研究部っつーことで、いろんな心理学のうんちくが出てきてこれがまた面白い。といってもそんな難しいやつではなく、結構聞いたことあるよなぁ、ってものばかり。


▼変人キャラになってるが見た目は普通にかわいい主人公の伊東
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例えばフット・イン・ザ・ドアとドア・イン・ザ・フェイス。訪問販売のセールステクニックとして有名な奴ね。最初は低めのリクエストでYesを得て、徐々にハードルを上げていくフットインザドアと、逆に最初に通りそうもないリクエストで相手に断らせて、その断ってしまった罪悪感を利用してYesを得ようとするドアインザフェイス。

個人的にすげぇ、と思ったのは「正の転移」の題材として出てきた胃の腫瘍の治療のネタ。最初は答えが分からないんだが、別の簡単な問題を解くだけで最初に解けなかった問題まで解けてしまうという話。俺自身も最初解けなかったのに解けるようになったんでね。人間、経験が大事なんだなぁと思った。

あとは水玉コラの話もあったね。あれも心理学的には空白補完効果というらしい。すげーな心理学!

水玉コラ娘
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感覚遮断の実験

さて、そんな心理学への探求心をくすぐってくれる「サイコろまんちか」なんだけど、主人公伊東が心理学に目覚めたエピソードがちょっと前に公開されました。

その中で出てきた援交目当てで伊東に声をかけてきたメガネのおっさんが語ってくれたのが、人間はストレスも含めて刺激を受けないと生きていけない、という話。過渡なストレスってのは確かに健康を害するけど、適度な刺激は必要なんだよ、ってことらしい。なるほど。

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この感覚遮断実験をやったのはカナダの心理学者、ドナルド・ヘップ博士って人らしい。

ドナルド・ヘッブ - Wikipedia


あまり参考になるサイトが見つからんかったけど、こちらの心理学者さんのサイトで少し語られてました。実験時の写真とかも出てました。すげー。

Puberty Psychology: 感覚遮断



まぁ、部屋に引きこもるくらいじゃすぐに甚大な影響が出たりはしないだろうが、おっさんも言ってるとおり少しずつ蝕まれるってのは分かる気がする。そして気づいた時には手遅れになってたりとか、ちょっと怖い。ゆでガエル現象とかもそういう感じだよね。


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